Four Seasons Design Lab.

43DEGREES -20°C下で保温性を実証

43DEGREES -20°C下で保温性を実証

6月より1か月ごとに商品情報をアップデートしていました43DEGREESスノーボードウェアシリーズ。
拙いページだったのにも関わらず、私たちの予想をはるかに上回る予約件数で驚いております!
予約商品が入荷次第、一刻も早くお届け出来るよう迅速に対応させていただきます。ご予約をいただいた皆様、本当にありがとうございました!
超早期予約特典は終了してしまいましたが、まだまだ予約商品としてご注文可能です。これからのシーズンに向けてさらに商品ページを充実させていきますのでお悩みの方は是非ご検討ください。

今回は8/20のIGTV内でも少し告知をしました『スノーウェア内の保温性』について実証実験を行いましたので、その結果について更新したいと思います。
8月下旬に実験のため『北海道アイスパビリオン』さんにて場所をお借りしました。以下よりアイスパビリオンと省略させていただきます。
アイスパビリオンは北海道の冬を年中楽しめる体験美術館として、-20°Cの北海道の冬を擬似体験できます。
-20°Cの空間では25年の歳月をかけた氷柱が立ち並び、とても幻想的で北海道に住んでいる私たちにとっても貴重な体験となりました。
また実施日が真夏日であったこともあり、涼むには最高な場所でした。夏に美術館へ行くのもかなりおすすめです…!
普段は無料で防寒着の貸出しを行っていますが、私たちは特別に 2021-2022モデル 43DEGREESスノーボードウェア で -20°Cの空間に挑んでまいりました。

  • 北海道上川町にあるアイスパビリオン。北海道上川町にあるアイスパビリオン。

  • 普段無料で貸し出しを行っている防寒着。普段無料で貸し出しを行っている防寒着。

毎年ウィンターシーズンには普段の生活でアウターとして着用したり、実際にスノーボードをして保温性を確かめていました。もちろん製造元の工場では事前に実験を行い、数字でも実証されています。
また、前モデルからグレードアップした中綿『BST』が果たしてどれぐらい保温性に優れているか、お客様へ自信を持って提供するため自分たちでも実証実験を行うべきだとなり、冬に近い温度が保たれている場所を探しました。
そこで北海道ならではの環境で、-20°Cの空間が広がるアイスパビリオンさんに無理を承知で交渉させていただいたところ、快く承諾していただきました。
実際に訪れると、施設内の楽しみ方や実証実験で最適な場所などを丁寧に教えていただきました。
職員の方がとても暖かいのでお子様はもちろん大人もつい長居してしまう美術館です!

こんな幻想的な氷の世界で実証実験をさせていただきました。プロダクトマネージャー沼田自ら1時間じっと耐えます…!こんな幻想的な氷の世界で実証実験をさせていただきました。プロダクトマネージャー沼田自ら1時間じっと耐えます…!

それでは美術館の方にもご協力いただきました検証について説明します。
ウェア内に『Engbird』という温度計を入れ、ウェア内の温度を測定。アプリと連携して時間ごとにウェア内の温度を測定しました。
検証時間は1時間。スタッフ2名がそれぞれレギュラーシリーズとW Paddingシリーズの2種類を着用し、1時間動かずにどれだけ温度が保たれるかを測定。
また、比較対象の一般的な中綿のウェアとして弊社商品DLITEスノーウェア(型落ちの商品となります。以下よりDLITE過去モデルと省略します) でも実証実験を行いました。こちらはウェア内を30分間のみ測定、その内動かずに保温性を測定した時間は15分間です。

  • 2021-2022モデル 43DEGREESスノーボードウェア2021-2022モデル 43DEGREESスノーボードウェア 実験様子

  • DLITE過去モデル 実験様子DLITE過去モデル 実験様子


右図のグラフはDLITE過去モデルのものです。11:15から11:45まで -20°Cの環境でウェア内温度を測定。11:15から15分間動かずに温度を測りました。やはり -20°Cでじっと立っているだけだと温度が低下していくのがわかります。
一般的なウェアやアウターでは -20°Cの中動かずにいるとこのように下がります。
札幌の冬でも -20°Cになることはほぼありませんが、ダウンなど防寒対策をしっかりしないと長時間外気に触れるのは厳しいでしょう。
DLITEスノーウェアは初心者の方でも挑戦しやすいよう低価格で親やすさをコンセプトに毎年製造しています。スキー場や屋外での使用シーンでは中に一般的なフリースやインナーダウンなど通常の装備で問題ない機能となっています。

一般的な中綿のウェア 検証結果一般的な中綿のウェア 検証結果


それと比較して 2021-2022モデル Urban Park Jaket(FS-SB2101) を着用時のグラフ。
9:30から10:30まで1時間タイマーを持って実験しました。
一定の温度(約18°C 夏の冷房最強温度設定程度)を保ててます。1時間動かずにいたにも関わらず保てている結果となりました。
ジャケットとあわせて、2021-2022モデル Urban Park Pants も着用していましたが、足先や指先は冷たくなるも身体は寒さを感じませんでした。
普段スキー場などでお楽しみの際や激しく動く方や代謝が良い方などはファーストレイヤーなどのインナーだけで良いかもしれないです。

Urban Park Jaket(FS-SB2101) 検証結果Urban Park Jaket(FS-SB2101) 検証結果

そもそも中綿で使用している『BST』とは…
中国の生地開発会社と工場が共同開発した中綿で、人間が出す赤外線に反応し蓄熱する形で保温できる綿として開発されました。
そのため今回の実証実験ではマネキンなどの人形では効果が分かりにくいので、人間が着用し検証しています。

弊社スタッフ4名で上下共に 2021-2022モデル 43DEGREESスノーボードウェア を着用し、計2時間 -20°Cの空間で検証を行いました。動画撮影などの作業を行いながらだったので、手袋をとったりする動作は多く指先などは凍えそうでしたが…全員寒さは感じなかったという印象でした。

そして、W Padding Peak Jacket(FS-SB2107) を着用時のグラフ。こちらは今となっては笑い話ですが…
同じく1時間の検証の予定でしたが、検証途中で何故か「寒い…」となり確認したところベンチレーションが全開!
実証実験的にはNGですが、ベンチレーションを開けるとこれだけ外気を取り込めるので、暑い時はベンチレーションを開ければ快適に過ごせるということですね (笑)
実験の裏話として、検証のグラフも掲載します。。
パンツ自体も暖かいので気が付くまでに時間がかかっています。

W Padding Peak Jaket  検証結果W Padding Peak Jaket 検証結果

ニセコのインストラクターの方などとお話をすると、暑い!と言われることが多々ありましたが…
インナーの枚数を減らすことで、インナー分の重量を軽くし、生地同士の摩擦抵抗も減り、さらに準備も手軽になります。ベンチレーションを開けると着数が少ない分だけダイレクトに冷却と、改めて挑戦的なレイヤリングの提案です。 -20°C近い北海道の冬でスノーボードウェアとしてはもちろん、街着としても乗り切れますね!
女性スタッフ2名は WPaddingシリーズを着用しました。WPaddingシリーズは女性など代謝が低い方に向けた商品で、実際にカイロなど貼らず快適に過ごしました。

そしてこの実証実験の様子も撮影をしていて、弊社社長 山下のYOUTUBEチャンネルで配信しています。こちらのチャンネルでは商品の紹介や裏話を社長目線で配信しています。
今回ご協力をいただいたアイスパビリオンさんの施設の紹介やプロダクトマネージャー沼田へのインタビューなど見応えがある動画となっていますので是非ご覧ください!





【 北海道アイスパビリオン 】

アイスパビリオンは、北海道の冬を年中楽しめる体験美術館として、-20°Cの北海道の冬を擬似体験できます。
また、-41℃の極寒体験コーナーやダイアモンドダストなど様々な体験型パビリオンとしても魅力たっぷりの施設となっています。

詳細についてはホームページをご覧ください。
http://icepavilion.com/

北海道アイスパビリオン北海道アイスパビリオン

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