わたしたちに今できることを。
私たちの暮らす北海道札幌市は、日本で5番目の人口を擁し、ビルや住宅が建ち並ぶ「都市」としての機能と、郊外に広がる「自然」という二つの要素を併せ持っています。夏は梅雨がないため過ごしやすく、冬に降る雪は、観光や農作物の保存に使用できる貴重な北国の資源となり、それぞれの四季が織り成す自然の恵みと共に生活しています。
しかし近年、それらの当たり前であったはずの日常に変化が現れ始めました。
涼しく過ごしやすかった北国の夏には暑さと湿気が住みつき、春先まで残るはずの高い積雪が年々低くなるのを目の当たりにし、近年の異常な気候変動を危惧しはじめています。
北海道だけではなく、地球上から「冬」が無くなるという事は、長年スノーボードウェアを制作販売してきた弊社にとってだけではなく、全ての生態系や人間社会にとっても絶対的にあってはいけない未来です。
温暖化に影響を与える温室効果ガスを減らすためにできることは、私たち個人の生活の周りに溢れています。自家用車よりも公共交通、飛行機よりも鉄道を選ぶ機会を増やしていくことなど様々なアクションがあります。
ものづくりを担う弊社のアクションとして、二酸化炭素排出や、海洋汚染の原因となる買い物袋(ビニール袋)を減らす取り組みとして、レインウェアの製作時に余った残反(ざんたん)を活用した、オリジナルのエコバッグを制作しました。
上記に共感し、このウェブサイトから会員登録していただいた方へもれなくプレゼント致します。
小さな事ですが、微力ながら行動を起こすことで、今考えなければいけない大きな問題に貢献できればと思います。
弊社は今後「私たちの愛する冬を気候変動から守り、未来につなぐ」という理念の下、非営利の環境団体「POW Japan (Protect Our Winters JAPAN)」のサポーターとなり、この環境問題を企業として取り組む事を進めてまいります。
2007年、プロスノーボーダーのJEREMY JONES は、いつもスノーボードを楽しんでいた数々のスノーリゾートが少雪のためにオープン出来なかった現実に直面しました。「何か、異変が起こっている」そう強く感じた彼は、行動を起こすことを決めました。しかし、どこを探しても、スノースポーツのスタンスから気候変動にフォーカスを当てた団体を見つけることが出来ません。私たちにとって大切なフィールドである雪山に、気候変動は大きなインパクトを与えているのにもかかわらず、そこに対するアクションがほとんど生まれていないことを痛感した彼は、仲間たちと共にProtect Our Winters (POW)を立ち上げました。その後、アメリカでスタートしたPOWの活動は世界中のスノーコミュニティに影響を与え、現在では12か国にPOWのネットワークは広がっています。
引用元:POW Japan HP